【完成レビュー】PLAMAX 島風

PLAMAX KC-01 駆逐艦×艦娘 島風
より、艦娘の島風(と連装砲ちゃん)を作りました。(完成:2021/02/23)

PLAMAXの1/20フィギュアシリーズの中でもかなり初期で、艦娘の中では最初のキットになります。
原型は、figmaやメガミデバイスで有名な浅井真紀さん。

このキットは艦船であるところの1/350駆逐艦の島風と、1/20フィギュアの艦娘の島風がセットという珍しい販売形式です。
艦船の方はあまり興味がないというか1/350なんてでかいスケールの完成品を飾る場所がないのでスルーです。
連装砲ちゃんは寄り添うようにレイアウトできるサイズだったので作成。

この組み合わせの面白いところは、1/350の四連装魚雷を、そのまま1/20艦娘島風の背中の艤装に使っているところなんですよね。
艦娘のリアルサイズは人型説と、艦船を基準にした大きいサイズ説がありますが、キットの全高が7.5cmとして、スケール準拠の1/20なら島風の身長は150cm、四連装魚雷サイズを準拠とする1/350なら26m超となります!でかい!
これっておもしろい考察だと思うんですが、どうでしょう。

さてキットの方は、シリーズ初期の作品ともあってまあまあ難があり、足の艤装など繊細な部分にパーティングラインがガリッとあったり、スカートがガボガボで見栄えが悪かったり気になります。

スカートは特に、そのままではかなり見栄えが悪いので、すれすれまで削り込み、隙間はポリパテで補填、0.3mmプラ棒でディテールを盛りました。
苦労しただけあって満足できる出来になったかと思います。
全体的には、細かいながらもフェチ的な肉体感が表現されている繊細な造形は、さすが浅井さんだなと感じます。

塗装は、肌色と白だけキット成型色にコピックで陰影付け、タイツライン、スカーフライン、ボタンなど細かい部分はオリジナルデカールを活用しています。

デカールには、ハイキューパーツのデカールスキージーというアイテムを使ってみましたが、細部のパーツへの追随具合が素晴らしく良く、手放せないツールになりそうです。

しかし瞳のデカールに苦戦して、デカールスキージーでペタペタやっていると・・

大事故が・・
これ最後の一枚だったので、デカールのパーツ請求するはめになりました・・
デカールスキージーはマークセッターを吸って、ペタつきだしたら、交換したほうがいいですね。

オリジナルデカールは、単色以外には、頬紅の斜線を新規作成しました。
このサイズで均等な斜線を引くのは、筆では無理です・・
いつもどおり、キンコーズで印刷をしたのですが、キンコーズが持ち込みデータに手数料(2000円!)を取るようになっていて、コスパが最悪になっていました。
うーん、今後のレーザーデカール印刷は、セブン・イレブンのネットプリントなどを検証する必要がありますねえ・・

今回使った、1/20サイズ用頬紅の斜線デカールデータ(600dpi , CMYK , psd)を共有しておきますね。

サンプル

頬紅デカールを貼った上にはチークのウェザリングが乗りにくいので、ほんの軽くつや消しを吹くといいと思います。
デカールの段差も最終つや消しトップコートでほぼ見えなくなりました。

ラップ塗装
ジェルメディウム

ベースはいつもの木材ブロック(4cm角)ですが、水面の表現をしてみようと
・表面処理:ラッカーパテで木目埋め
・ラップ塗装:ジャーマングレーにシルバーのラップ塗装→青クリア(もう少し鮮やかなブルーが良かったかな。
・ジェルメディウムで水面表現
をしてみました。
水面表現は、波しぶきや航跡波というよりは、スイーっと波紋を立てて進んでいるイメージですがどうでしょう。

シンプルながら結構苦労しましたが、最高にかわいい島風が出来たんではないでしょうか。イェイイェイ