オリジナルデカールの話(2021/1/19更新)

2021年1月19日

自分が使うオリジナルデカールは大きく2種類あります

単色デカール

無地透明のクリアデカールを、単色で塗装します。
(缶スプレーは塗膜が厚くなっちゃうのでエアブラシ推奨、塗膜が厚いと曲面に馴染みづらく割れやすくなります、筆塗りは小面積ならなんとか)

使いたい大きさに切って、マスキングが難しい場所(段落ち部分とか)や、細切りにしてライン表現など、塗装の代わりに使えます。

ベタ塗りした同じ塗料を使えば筆塗りやエアブラシと併用できるのもポイント。
ベースになる無地クリアデカールは、WAVEのクリアデカールが皮膜が薄くておすすめですが、ハイキューパーツのクリアデカールTHでもおっけーです。

レーザープリンタ印刷デカール

印刷データを作成し、レーザープリンター対応透明デカール(ハイキューパーツの「クリアデカールTH」をおすすめ)に印刷して使います。

データはCMYK推奨、レーザープリンターはキンコーズなど商用印刷サービスがおすすめ。
コンビニカラーコピー機は発色が死んでる機種が多いのでおすすめできません。

欠点としては、皮膜がやや厚く段差ができやすいこと、弾力が強めで曲面への親和性が低いこと。
段差はトップコートからの磨き、曲面はマークソフターでがんばれば対応できます。

オリジナルデカールを使った作例

デカールデータ作成のコツ

サイズ感がわからない場合は、
・印刷したいパーツにマスキングテープを貼り付け、印刷面の大きさで切り抜き。
・コピー用紙にハガキサイズの罫線を引いて、切り出したマスキングテープを貼り付けます。
・コンビニ複合機でスキャンします(600dpi以上)
・スキャンしたデータを元に画像データ作成
これで、ぴったりサイズのデータを作ることができると思います。

キンコーズめも

キンコーズの利用料金は、10分程度のPC利用料(フォトショップ・イラストレイター使用可能)が250円、印刷はカラー1枚30円、モノクロ15円です。(2020年4月現在

2020年7月20日より、キンコーズで持ち込みデータを印刷する際、持込加工手数料」という名目で、手数料が取られるようになりました
それがなんと枚数などに関わらず一律2000円・・、た高い・・

500円くらいで気楽に印刷できていたものが、この金額だとそう何回も入稿できませんね・・、キンコーズは完全に個人ユースを切り捨てた感じでしょうか・・。
(2021年1月現在

オリジナルデカールよもやま話

昔はオリジナルデカールというと、WAVEのクリアデカールにアルプスのマイクロドライプリンタ(MD5500)という選択肢しかありませんでしたが、
レーザープリンタで印刷できるクリアデカールの登場で、オリジナルデカールのハードルはとても下がったと感じます。
インクジェットプリンタでも印刷できるミラクルデカールという製品もあります。インクジェットのインクは染料でも顔料でも水に溶け出す印象ありますが・・
あとは、白トナーを使ったレーザー印刷とか、Fabスペースなどで利用できるUV印刷とかで白の印刷ができるみたいなのでそのうち使ってみたいですね。
ほかにも、テプラを使ったデカール作りなんて方法もあります。(小さいサイズの白デカールとか良さそうです)