スプレッドシートのGoogle Finance関数がベンリな件(2020.10.09更新)

2020年12月23日

Googleスプレッドシートに、GOOGLEFINANCEという株価を引っ張ってこれる関数があり、なかなかベンリだったのでご紹介できればと思います。

細かい使い方はおいておいて、とりあえずで作ってみた、
先週終値から現在値の一週間の変動率をノーメンテで流すことができる記述をご紹介します。

変動率は、「昨日比」は証券会社のポートフォリオなどでも簡単に見ることができますが、「先週比」は自分で計算してやる必要があります。

【A2】ティッカーコード
【A3】半年前から今日までの日付と株価を週次でリスト表示
=GOOGLEFINANCE(A2,"price",TODAY()-183,TODAY(),"WEEKLY")
【C5~C31】前回値からの変動率(%)
=((B5/B4)-1)*100
【B31】現在値(リアルタイム)
=GOOGLEFINANCE(A2,"price")
【C32】先々週変動率(出力がずれた場合、先週変動率になります)
=((B31/B28)-1)*100
【C33】昨日比
=GOOGLEFINANCE(A2,"changepct")
【B34】PER(個別株のみ)
=GOOGLEFINANCE(E2,"pe")
【D5~D31】大きく変動した時の判定(おまけ
=IF(C5<-5,"buy",IF(C5>=10,"sell","-"))

ティッカーコードは、米国株であればETFも含め、マーケットを指定しなくてもだいたい引っ張ってこれます。
日本株は日経平均やドル円くらいで、米国株が中心です。
WEEKLYは金曜の終値ごとの週次です。

WEEKLYやDAILY指定ですと、リアルタイムの値が取得できないので、31行目(B31)にリアルタイムの値を取得しています。リアルタイムといっても最大20分のディレイがあるそうです。

通常は29行目に先週の終値が入ってきますが、関数の動作によっては、
30行目に直近で拾えた値が入ってくることがあるので、一行あけておきます。
次に28行目に先週の終値が入ってくる場合は、「先々週変動率」となっている32行目が先週からの変動率になります。
上図は、28行目に先週値が出力されているサンプルになります。

昨日比は関数にオプションが用意されているので使用します。

1銘柄分を作ることができれば、あとはA~C列をコピペして、ティッカーコードを書き換えてポートフォリオを入れてゆきます。

急がしいときは、31行目(または32行目)の銘柄ごとの先週からの変動率をざっと見るなり、VOO(バンガード S&P500 ETF)やSPYの直近変動率だけでも見て、ふむふむって感じに使っています。

とりあえずで作りましたが、なかなか使えます。