ウェザリングカラー&フィルタリキッドの話

2020年5月14日

広い面積でトーンを落としたり、しゃばしゃばした墨入れ、ウォッシングなどに使えます。

イラストで影に青色を使ったりする表現を見ますが(カプコンヴァンパイアのイラストとか)、フィルタリキッドバイオレットを使うと、似たような表現ができたりします。

ほぼエナメルと同じ感覚で使えるのですが、成分はエナメルではなく、油絵の具に近いものになり、
硬化後はティッシュや綿棒でこすり落とす使い方になります。
もちろんラッカーを侵食することはなく、エナメルは、プラパーツを侵食して割れる恐れがあるのですが、その点こちらを使うと安心ですし、エナメルに比べて匂いも気にならないのが良いですね。(拭き取りにエナメル使ってたら意味ないんですがw
ちなみに、これが欠点でもあり、硬化後細いスジに入ったウェザリングカラーを落とすのはかなり大変です。

フィルタリキッドはかなりビビットなカラーなので、おとなしい色のウェザリングカラーと混ぜて使うといい感じになります。
フィルタリキッドとウェザリングカラーは同じ成分なので混色可能で、紫(フィルタ・リキッド レイヤーバイオレット)+黒(ウェザリングカラーマルチブラック)が好みです。

じゃあもうエナメルいらないんじゃないの?と思いますが、エナメルは硬化後でも溶剤に溶けるのが利点なので面相とかね、用途で使い分けるといいかと思います。