瞬間接着パテ Mr.SSP アルテコパウダーの話

2021年5月27日

クレオス「SSP-HG MJ200 [瞬間接着パテ Mr.SSP]」に入っているHGパウダー、通称アルテコパウダー、・・なんですが・・、これもしかして今販売されていないのですか?

ド定番だと思っていたんですが・・、Amazonで30万円とか意味不明な金額がついている・・
通常価格は1000円ちょいくらいだったとおもいます。

【2021/05/27更新】リニューアル品が販売されています

うーん、自分も今手持ちのHGパウダーがなくなったときのことを考えて、ベビーパウダーに慣れておいたほうがいいですねこれ・・

と、HGパウダーは、ベビーパウダーが代用品として使えるのですが、ベビーパウダーは主成分が「タルク」のものと「コーンスターチ」のものがあり、
瞬間接着剤と混ぜてパテとして使えるのは「タルク」が主成分のものです。
ベビーパウダーでも使えるんでいいんですが、ベビーパウダー臭がきついのが難点です。

HGパウダーにしろベビーパウダー使うにしても、この製品に標準でついてくるHG液のかわりにシアノンDWという瞬間接着剤との相性がよく、平面でも2~3mmくらいの盛り付けが可能な、瞬間硬化パテとして使用することができます。

少し硬めの石膏のような感じになります。

小さい盛り付けや凹状の型に流し込むような使い方であれば、普通の瞬間接着剤でも全然いいんですが、
一般の瞬間接着剤は粘度が低い(サラサラ)ので盛り付けづらく、粉を多く混ぜると急に硬化(シュって感じ)するので多少慣れが必要です。
シアノンDWは容量が結構あるし、あけちゃうと使い切る前にダメになっちゃいがちなんですよね。

性質は、基本的にパウダーの量が多くなると、硬化後シャリシャリと削りやすくなる代わりにもろくなります。
少なすぎると、硬化後カチカチになり加工性が悪くなるのと、おゆまる型などを使っている場合食いつきが強すぎて、型がすぐダメになってしまいます。
作業時間5~10秒くらいの混合具合がいいかと思います。

あと、シリコン型のレジンが流れにくい所にまぶしておくと、流れが良くなるという技があります。
複製用途だと量をたくさん使うので、アルテコ粉よりベビーパウダーのほうが向いていますね。