LPIC レベル3 300 Mixed Environment取得の話

2020年5月16日

資格やLinuxをご存知のかたは、LPICという資格があることを聞いたことがあると思います。

2018年夏にLPIC Level3を取得しましたが、当時、おそらくLPIC発行団体(LPI-inc)が日本法人を立ち上げることになり、これまで日本のLPIC認定を請け負っていたLPI-Japanと縁がきられるというイベントがありました。

やだねー、おとなのじじょうってやつは。

そこで、LPIC の受講が日本でどうなるのか不透明となっていたため、慌ててLevel3を取得した経緯があります。
ちなみにLPI-JapanはLPICの発行ができなくなり、LinuCという日本オリエンテッドな、LPICもどき試験を始めました。
結論から言うと、LinuCは国際的に知名度はなく、取得するメリットはほとんどありません

まあLinux試験の「おま国」状態となったわけです。

今はLPI日本法人がLPICの試験を受けさせてくれるようになったので一安心ですが、当時はかなり情報が錯綜していて混乱しました。
LPI-Japanが突然LinuC始めました!て冷やし中華始めましたみたいなノリでよくわからん試験を始めて、当時は移行期間があり、有効性のあるLPIC資格を持っている場合は、申請すれば同レベルのLinuC資格をくれるサービスがあったので、一応自分はLPICもLinuCも両方Level3を取得しています。
(ただしLinuCは認定証をくれないのでなんか形骸化してます。紙でちょうだいよ。

LinuCの試験なのに、URLとかLPICと書いてる辺り、悪意を感じますね。

どっち取ればいいのかわからない、ってひとはLPICでいいと思いますが、たまーに日本企業によってはLinuC推しの企業もあるので、LinuCのほうが資格手当が手厚いならLinuCとってもいいかもしれません。
試験範囲は同じです。(試験問題も同じ?

LPICはレベル1~3があり、ぶっちゃけ業務に直接使える資格ではありません。
使わないディストーションのパッケージなんて覚えても使うこと無いので、効率よく取得したいですね。

勉強方法

Lv1はあずき本とping-tを使いました、実務に関係ない問題が多いのでほとんど丸暗記です。
パッケージインストールのオプションなんて覚えてどうすんの、使う時にググれよ・・
ping-tは問題の質はいいんですが、いかんせん問題数が多すぎて、勉強時間がかかりすぎるので、あんまり好きになれない・・
ただ、初挑戦であずき本だけはちょっときついかもしれません。

Lv2はいい問題集に出会いました。

演習問題からまるっきり同じ問題も出て、楽勝でした。これ本当に良かった。
Lv1の問題集も、使ってないんですが、多分いい感じじゃないですかね。

さて問題なのが、このシリーズLv3版が出てないんですよね。
Lv3(300)はあずき本と、LDAPやSSLなど業務で慣れ親しんでいたジャンルだったのでなんとか合格点を取ることが出来ましたが、意味不明な問題も多く、ちょっと難易度高かったと感じました。

あとLPICって、やたらとSambaを推して来るんですよね、そんなに必要?Windows端末メインのファイルサーバ作るならWindowsServerつかうかなあ・・