タガネ・ラインチゼルの話

2020年6月11日

一般的にタガネと呼ばれる、スジボリ用の治具。

スジボリ、タガネ、というとスジボリ堂のBMCタガネが有名ですが、最近市場にあまり出回っていないみたい?
一本1500~2000円くらいなので、うっかり転売屋から買わないように・・

BMCタガネは間違いのない製品ですが、専用のグリップがモサくかさばるので管理が面倒なのがネック。

そこで、自分がメインで使っているのは、クレオスのMr.ラインチゼルという製品です
(BMCタガネもよく使うサイズは保有しています

取っ手がコンパクトな金属製で、手に収まりが良くてBMCタガネより扱いやすく、 先っちょを取り替えて運用することができるので管理がしやすいです。
写真の小袋にいろいろなピースが入っていて、ハンドルはカニさんが支えている一本のみになります。
値段もBMCタガネよりはずっと安いです。
デメリットはメリットの反面で、構造的に力が入れやすすぎて、ガタガタになりやすいところ。

ラインチゼルには基本セットに0.3mmが入っていて、
個人的にはけがき針よりやや太いスジが掘れる0.1mmをよく使いますが、1/144のガンプラだと0.2mmがいいかな。
この辺りをまずは買ってみてはどうかと思います。
0.3mmも悪くはないのですが、小さめのディテールにはちょっと太い感じになりますので、使用頻度は低いですね。

耐久性は高く、ちょっと高いですが一度買ってしまえば長持ちしますので初期投資の気持ちでぜひ。