おゆまる複製の話

2020年5月10日

おゆまるは、熱で柔らかくなるゴムで、パーツ複製の型として使えます。
あまり大きな複製は精度的に難しいですが、2~3cmくらいまでのパーツなら余裕です。

まず入手は、模型ショップで売ってるものは同じ性質のものなのに高すぎるので、100均で売ってるので見つけてください、文房具コーナーとかにあります。
「おゆプラ」や「イロプラ」という名前でも売られている場合もあるようです。

80度以上のお湯につけると剥離性のあるやわらかい粘土って感じのトロトロ状態になって、この状態で型取るパーツをむにゅっと押し付けます。
お湯は電子ケトルを使うと便利ですね。
おゆまるは冷えて固まっても、お湯で何度でも再利用でき、衛生的にもほぼ害はありません(といっても食べ物を複製したりは怖いですが)

おゆまるだけでシリコンのように両面取りもできますが、おゆまる同士が癒着しやすいので少し慣れが必要なのと、どうしても隙間ができてしまうので流動性の高い注型材(パーツ自体に使う樹脂)には向いていません。
少し応用をして、両面取りする片面をシリコンにするっていう使い方もできます、これなら型の隙間ができないのでアンダーゲートでレジンも流せます。

注型剤は少量ならアルテコで、量がある場合はポリパテ、あと自分はあまり使いませんがUVレジンなど。
趨勢的にはUVレジンが主流のようですね。
あとは、光硬化パテを使うこともできますが、光硬化パテは表面がヌルっとする性質があることから、精度が出ないので私は使いません。

▲おゆまる複製の例

模型用のレジンでもオッケーですが、レジン使うくらい本格的にやるならまあ普通はシリコン使いますかねー。
けど、シリコンは扱いが面倒すぎるので、ちょっとした型どりには圧倒的に安く手軽なおゆまる最強です。